ヤスユキ✖︎大月晴明Part1

  
僕は、この試合の実現を心から願っていました。

初志貫徹の心意気を持った大月晴明選手の決断と行動により、

全ては彼の願う方に向かっていき、決まった一戦。
僕は、大月晴明選手の願う方向へ導かれていった。

僕がインタビューをさせていただいた選手達も、大月晴明選手が導いたとも感じる。
このマッチメイクが実現し、僕は東京を離れた。

そして久しぶりに来た、東京・後楽園ホール。
僕の高校時代からの友人、友達H、友達Yと同じ空間を味わった。
ブラウン管の人、、、そんな存在であった板橋寛選手と話を出来た友達は、
「もっとストイックな感じをイメージしてたけど、あんなに爽やかな感じやと思ってたわー。

カッコええわー」

と、しみじみと語っていた。
竹村哲選手と挨拶した時に、「以前、四国大学にスネイルランプを見に行きました!」

と会話していた友達Yを眺めている自分が嬉しくなった。
それにしても、この日は色々なファンの方より僕みたいなものに声をかけて頂きました。
心より感謝いたします。
それにしてもこの日の後楽園ホールは、元選手、現役の選手が沢山訪れていた。
注目するカードはメインについてもあったのだろうけど、

この日の目的は、大月晴明とヤスユキの作品を見に来ていたのだと、僕は勝手に思っている。

「どのような終わるのかではなく、
どのように終わらせるのか」
これがテーマの試合。


この言葉を僕に語ったファンの人も、

当然のように会場に来ていた。
僕の友達とも挨拶をし、

「どちらの方がホークアイさんですか?」と言って笑わせてくれた。
やはり君は、大した男だ!!
そんなこんなで、会場をウロウロしてヤスユキ選手とようやく出会い、

三人で会話をすると、
友達Hに「あれっ?なんか、梅野源治に似てますね 笑」とヤスユキ選手は言った。
「言われてみれば、確かにフォルムが似ているなー」と皆で談笑すると、
友達Hは、「いやー僕、梅野源治が嫌いなんですけどー」なんて言っていると、

立嶋篤史さんが歩いて来る。
全員が、急に口を閉ざす。

そしてみんなが、立嶋篤史さんの歩く道を開ける。
まるで、モーゼの十戒のように。

  
ピリピリした異様な殺気に、口を噤(つぐ)む事しかできず、ただただ、、、たじろぎました。
空気を切り裂く、立嶋篤史。
ヤスユキ選手とは全く違う。

とは言っても、ヤスユキもリングに上がれば

試合中に醸し出すオーラは、
出来ることは全てやってきたという自信と信念と、開き直りがすごくハッキリみえる。
自分を貫く覚悟がいつも見える。
近寄る事も許されない恐い佇まいものを全く見せない男が、

リングに舞うと、一本ピシッと芯の通った雰囲気を醸す。

だから、僕は惹かれていった。

多分、大月晴明も僕と同じだろう。
それぞれ会って話した選手との事を書き出すと、なかなか話が進まない(~_~;)
なので、やめておこう。

駿太選手、SHIGERU選手、増田博正会長、ハチマキ選手、、みんな幸せそうだった。

試合について、そろそろ書きます。
大月晴明は、どこの団体に上がろうとアウェイにならない。

それは、大月晴明の入場曲「ボヨヨンロック」がかかった途端に、大月晴明ワールドに誘うからだ。
そして後楽園ホールの最上段より、ボヨヨンロックをBGMに、

マスクマンズのメンバーを携えて、どんどんたる入場!!
リング下にたどり着くと、全員で円陣を組んでエプロンサイドでロープをつかんでジャンピングイン!!

そしてマントに包まれた大月晴明は、いつものように両手を広げてぐるりと回る!!!
完璧な大月晴明ワールドになった。

  
そして、ヤスユキの入場だ。
いつもの曲とは違い、プロレスラーの佐々木健介の入場曲。

「テイク・ザ・ドリーム」で現れる!!
この試合は、NKBだ!!

そう言わんばかりに切り札である入場曲をバックに颯爽と入場する。
この時に思い出した。

僕は、NKB時代のヤスユキの試合映像・栄基戦を見て、メールをやり取りした時の事。
栄基戦の映像で、「テイク・ザ・ドリーム」が流れたので質問をした。

だいたいは、こんなやり取りだ。

ーーーーーーーーーーー

大岡「なぜ、テイク・ザ・ドリームなんですか?」


ヤスユキ「あれを聞くと、気持ちが盛り上がるんですよ」


大岡「じゃあ、原点回帰が必要な時の切り札で使いましょう!」


ヤスユキ「いや、僕に原点回帰は必要ないと思います。
天龍源一郎も、常に進化を求めているから、最初から入場曲は変わらない。なので、僕も原点回帰をする必要はないです」


大岡「なるほどー^_^」



ーーーーーーーーーー
そんな、やり取りを何ヶ月も前にメールをした。

だから、これが入場でかかった時に、

「嘘つけーー!!」

って思った反面で、すごく嬉しかった。
僕は、この試合の舞台は、NKBこそがベストだと思っていた。

この試合は、NKBだ!と思えたから。
ヤスユキ選手がリングサイドを歩いて来る時に、

僕はヤスユキ選手の拳に拳を合わせに行った。

試合前に、拳を合わせに行こうとだけは決めた。

で、ヤスユキ選手の入場時に、何故か思ったのは、

“町田光の目の前で拳を合わせたい”


そう思った。
僕なりのメッセージです。

町田光、、、ヤスユキの元へたどり着いてくれよ!
絶対に眺めるぞ!!
ヤスユキは、絶対に大月晴明を倒して介錯するから!!

という思いを町田光選手に見せたかったから。
僕は、町田光VS郷州力戦でも、会場で叫んだ

「ヤスユキに辿り着けよー!!」と。

ーーーーーーーーーー

そして大月晴明とヤスユキは、リングで対峙する。
大月晴明は、いい表情をしていた。
二人とも覚悟が見えた。
僕は言った。

「これが観たかったんよ!これが!!」
その後友達Hは、リングコールを受ける手前に言った。

「もう、これで(終わりで)ええんちゃうかなー」
、、、正にその通りだと思った。

この時間のままであってほしいということだ。
でも、時は進む。
そして、二人は戦う。
試合前日のヤスユキは、こう語っていた。
こんなに穏やかな状態なのは初めてです、と。
さて、どうなる事やら。
覚えている試合内容としては、最初のヤスユキはなかなかミドルを蹴れなかった。

試合がもうすぐ2分というくらいになり始めてミドルを蹴れた。

一発目は、キャッチされたはずだ。
そこから、少しずつヤスユキが掌握していったようだった。

ヤスユキの強さが、そのあたりまで曖昧な形になっていた。

ヤスユキの強さは、、、距離・ポジショニングだと、先日も書いた。

自分の距離にいられる位置どりをする事。

対戦相手を自分の射程距離に動かせる、

誘うようにフェイントをかける事と足さばきにあるように見える。
ヤスユキという選手は、特筆すべき武器がパッと見えるわけでは無い。
位置取りと戦術眼をぶきにした達人気質だ。

この試合で「死線」を颯爽と走り抜けたいとも以前語っていた。


ピアノ線の綱渡り、、、だと。


これが、ヤスユキの強さだ。


その舞台に相手を乗せて戦うから、ヤスユキは勝ってきているのだと思う。

巧みに操る間合いの調整しながら、

相手の戦闘力を計算していく。
僕は、大月晴明の戦術を予想していた。

スタミナ温存を考えて、前半は自重しながら神経戦を選ぶ。

見切られず、切り札を残したまま、中盤から手数を増やしていく展開がもし出来れば、大月晴明に勝利の目がでてくると。
そこで前半はボディ中心に削りに行き、

後半勝負という皆んなが想定しない事を選ぶのでは無いだろうか?

1ラウンドから行くのを想定しがちだが違うと僕は、にらんでいた。

策士ゆえに逆の事をし兼ねない、と。
僕の想定は外れたとも言えるし、

大月晴明選手クラスになると、ゲームプランは何通りも作ってくる。

最初に対峙して、このプランは消去された気もした。
あと今回の試合で、ヤスユキは進化していたと感じたのは、

攻撃後に、引きを意識していたようにも見えた。

空転しても体勢にブレは少なくなっていたように見えた。

  
当てられる感覚があるポジションでははっきりと打ち込んでいた。
今回の試合、、、最初の1分半くらいヤスユキはミドルを蹴れないでいた。

警戒心が強かったのか、

固かったのか、、、。
そして最初のミドルをキャッチされてコカされた。

普通は、ここで躊躇するのだが、ここから逆だった。

ミドルの蹴りをどんどん浴びせていけるようになっていった。

大月晴明のパンチの威力に対して、計算が出来るものだったのだろう。

2ラウンドに、すごく良い左ミドルが決まった。

この瞬間に、「勝負あり」だと隣にいた友人と語った。

続く。

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