フェリックス・ベルデホ。すごい奴が現れた!

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フェリックス・ベルデホ。

すごい奴が現れた!

僕は、こんな選手が現れて欲しかった!
カリブの島国。
それが、プエルトリコだ。
わずか人口370万人の小国が、
これまで素晴らしいボクシング王者を輩出させてきた。
それ故に、プエルトリカンの名ボクサー候補者というとハードルがとてつもなく高くなる。
エリオ・ロハスでさえ、まあ上手いけど…と言われ、
ファンマ・ロペスも疑問視されてしまう国だ。
それも、仕方がない。
ウィルフレド・ゴメス、
ウィルフレド・ベニテス、
僕の個人的アイドルのフェリックス・トリニダード、
現在では、ミゲール・コット。
そんな選手を生み出した国の宿命だ。

そんなミゲール・コットを始めて見た時のような高ぶりを、
僕はフェリックス・ベルデホに魅せられた。

アマ時代にワシル・ロマチェンコに敗れたようだと、
ジョー小泉さんは解説時に伝えていた。
「ポイントは、接戦だった」と付け加えて。

フェリックス・ベルデホは、本当に教科書以上の綺麗なボクシングをする。
無駄を全く感じない。
1ラウンドは、とにかく相手の出方・戦力を伺っていく。
リーチも結構あるのか、ボディ・顔面と良い感じにガードで隠れている。

西岡利晃さんも「ガードした方で返すんですよね」とサラリと説明してたパンチ。
その時の右のオーバーハンドが、
独特の軌道のものであるのと、
次にもう一発放つ次の左アッパーが当たらなかったがシビれた。
身体の軸が強くてブレないため、
右のオーバーハンドで前足に体重が乗っても、
すぐポジションを変えて、
左アッパーにつなぐ動き。
本当に華麗だった。
珍しいコンビネーションだった。

そして、西岡利晃さんも説明していたが、

「選手のガードがどれだけ固いといっても、
パンチを出した時、その手はガードして出来ていない。
その打ってきた所に合わせるカウンターを持っていれば、パンチは決めれる。」

相手のパンチをブロックした手で被せて決めれば、
相手はガードが出来ない。
攻撃は最大の防御では無いのだ!
と高速のリターンで、決めに行く。。。

そうなんですけど、どれだけ難しい事なのか。
相手の攻撃を受けるという事は、


人間の身体は、少し固まるのです。


軸が強くてブレない事と、


そこで固まらずに、


程よくリラックスした状態を作っていないと、


パンチにキレは出ないし、


初動も大きくなる。

ブロックした方の手で、リターンを決めにいく作業。
そういう事が出来ているのが、
このベルデホという未来のホープ。

その後のラウンドから対戦相手のナヘラは、ラフファイトを選択していく。
頭を低くして、上体を振りながら、
強引に詰めていって、
クリンチのような形から、
後頭部とボディを殴っていく。
同じリズムでボクシングをしていても、
ラチがあかない。
で、色々なものを織り交ぜて、
リズムを崩しにかかるのをナヘラは選択した。
だが、ボクシングをするとベルデホが魅せる。
華麗なワンツーから、地面を蹴り出した後ろ足を右サイドへ運んでから、
左の上下ダブルで放っていく。

これが、一呼吸で行われる。
あのサイドからの左フックの打ち方は、
ガードの隙間を破りそうなものに見えるし、
素晴らしい斬れ味も感じた。
アッパーとフックの中間のようなカチ上げるフックだ。

ナヘラが右を打ったら、ベルデホに左フックをリターンで当てられそうだから、
ナヘラは右ストレートを封印されていく方向に導かれる。
だからボディから行って、潜っていって、
距離を詰めていく事を選ぶ。
ベルデホは、リーチも長くて接近戦の回転はそこまで早いわけではない。
そこに活路を見出していくのだが、距離を取られていき、
ベルデホは、ジャブのフェイントから右を振るってからの左アッパーをクリーンヒットさせてダウンを奪った。


懐の内側をえぐりこむようにポジションに踏み込んでいける感性と練習量。

何より綺麗な足の運び。

ただベルデホは、ボディを効かせた後といい、
ダウンを奪った後といい、

力んで振り回して、詰めていこうとしてしまうのは気になった。


その力みから、異様なほどに的中率が悪くなり、相手を回復させ、
自分は逆に消耗してしまう。

  
このあたりは、若さ・キャリアなのだろうか?
ベストウェイトでは無いのか?

まあ、経験値を積み上げていく事で、詰め方を覚えていくのだろう。

若々しい溌剌さと迫力があるように一見映るが、ツワモノと交えた時に危なそうだ。
それにしても、人目を惹く!惹きつける!!
そんな華がある選手だ。
異名が、ディアマンテ。

ダイヤモンド、、、納得ですね。
これだけの逸材だ。
フェリックス・トリニダードと、
ファン・マヌエル・マルケスの二人が彼のアイドルだと、
ジョー小泉さんは語っていた。

トリニダードと違うのは、
得意の左フックの決めようとする形が、
引いて誘い込みながらカウンターで決めていこうとする動きだ。
トリニダードは、
正に獲物を狩る野獣のように、前へ突っかかっていく。
その躍動感とバネとしなる腕、
何より見た目の体格とはウラハラに、
異様なまでの破壊力が好きだった。

でもベルデホは、正にマルケスとトリニダードのブレンドされた感じなのかもしれない。

キャリアの積み方、
己に合うボクシング・スタイルへの見つめ方次第で、
コットのようになるのか?
トリニダードのようになるのか?

  
怠けたらファンマみたいになるかもしれない。
イバン・カルデロンには、ならないでしょうね^_^
今、一番興味深い選手、、、フェリックス・ベルデホだ。
ここから洗練されていくのか、、、恐ろしい選手だ。

内山高志が勝つなら、ベルデホに青臭さのある今のうちしか無いだろう。
これが弱肉強食の世界だ。
フェリックスって名前だけで、もう100点です^_^
ファンマ・ロペスみたいにならずに、

クリチコやメイウェザーのように、常に高みを見てもらいたい。
常に現時点より、さらに優れた自分を見ようとする男。
ファイトマネーや、

チャンピオンベルトというものは、

おまけで付いてくるものだ。
ウサイン・ボルトとか、もそうだ。

「僕は、どこまでたどり着けるのか」

という感じでやっているのだろう。
この境地にたどり着いてほしい。
天才肌の選手は、日々危ない。


”やらなくては、いけないこと”

“今、できること”

この捉え方次第で、ゲームオーバーになりかねない。

”今、できること”、、、この説明は、なんだろう。

今度、書いてみよう。

長くなりそうだから。

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