フェリックス・トリニダードVSウイリアム・ジョッピーPart2

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それにしても、この領域のビッグマッチをする選手は、
感性も素晴らしく、

身体能力も最高だ!
トリニダードの試合での動きを見れば、

細かに上体を振る勤勉さもある。



見切りも、

反射神経も良く、

一瞬のスピードがとにかく速い。
これだけ強ければ、練習を嫌って大味なボクシングに変わりがちだ。
でもトリニダードは、

大きいパンチを振るうが、

予備動作の少ないコンパクトなパンチを上下と振るい、

パンチをかわす時の動きは小さくよける。
それが、とにかく素晴らしい。
センスが良いだけの問題でない。


大きくボンボン飛ぶように避けないのは、

それだけトリニダードは基礎練習を疎かにしてないのだ。

大味なボクシングにならないのは、

基礎を大事に考えているトリニダードの根っこにあるボクシングへの愛とも受け取れる。
だから、次の反撃・リターンのテンポが遅れることなく、攻防が正に一体化する。
体つきから見ると、鍛えこんでないように見えるのは、

トリニダードの元々の体型体質によるものだと、昔から分かっていたももの、
ミドル級の壁ゆえに心配していた自分が無意味だったんだと実感する。
逆に、ナチュラルウェイトのジョッピーの方が、

今までの試合と比べて、

パンチを受けた後の体の捌き方が良くないようにさえ映り、
バランスも崩しがちだ。
それは、トリニダードのパンチの破壊力・キレによるものだった。
身体をくっつけた場面でも退かないだけのものを見せつけるトリニダード。
本当は、ジョッピーは身体をぶつけて、頭を持っていったりして、
トリニダードの身体・上体を浮かしてしまい、

トリニダード特有のスイング系のフックの合間にパンチを当てて行きたかったと思うのだが、
トリニダードは浮かされなかった。
そして、クロスレンジでもトリニダードは右ストレートも散らしていくので、
上手く選択肢を絞れないジョッピー。
何より、トリニダードの攻撃に合わせに行くのは相当勇気が必要だ。
それに最初からジョッピーは効かされてしまった。
僕は、このバネのようにはずむトリニダードの躍動感ある、この動きが好きだ。
ミドル級に上げてもキレを失ってない事を象徴的に表すシーンだ⬇︎

打ってはサイドステップの躍動する野性味溢れる動き!
体重アップ・筋肉アップで敏捷性を失う選手は多い。
トリニダードに心配はなかった。
ハンドスピードのスピードもキレも落ちてなかった。
これを書いてなかったが、

トリニダードは身体を預けあうクロスレンジで、左前腕・ヒジで相手の顎を押し上げさせるテクニックはよく使う。

顎を上げて急所を晒すだけでは無く、

あれで身体を崩して、

対戦相手を「死に体」に近くさせたり、

誘い込ませてる。

相手のテンポを遅れさせてもいるのだ。

  
 
結局、凌ぐ事、捌く事、逃げる事しか選べないジョッピーにとっては、

KO負けから逃れられなかった。
1ラウンドの強烈なダウンのダメージが抜けなかったのが大きい。
途中のレフェリーのポジショニングの悪さで、

ジョッピーのサークリングするポジションにいたレフェリーのせいで、
左フックを食らったシーンは可哀想だった。
最後、足元もおぼつかなかったであろうジョッピーは、
クリンチワーク・超接近戦での凌ぎを選ばざるを得なかった。
そこでトリニダードは、先ほど書いた、

得意な形の自身の左肩、左肘、左上腕部で、
ジョッピーの頭の位置を上げて、(ダーティプレイでもあるが、結構多用するのがトリニダードは^_^)

右の打ち下ろしをぶち込む!

倒れ行くジョッピーのこめかみに、
おまけのチョッピング・ライトをもう一発ぶち込んだ!
これが、ティトの獰猛さだ!!

 

エラー
この動画は存在しません。
 
トリニダードという男は、よく見るとダーティなプレイも織り交ぜている。
デビッド・リード戦なんかもそうだが、足の速いリードに対して、

右ボディと見せかけて、左太腿?大腿骨頸部のあたりをたまに打ち込んでいる。
減点もされてしまうのだが、

気にしないという、そんなプロとしての一面も持つ。
華やかな試合ぶりを魅せるスーパー・スターのトリニダードだが、そんな部分もある。
だから、もう一度改めて書きます。
格闘技は戦闘です。
赤穂亮選手が負けたのは、相手がダーティーだったからいうファンは、見方を改めるべきなのです。

先日書いた、金子VS仲村もラビットを打ちまくってましたよね。
何故、タイ人だったらダメなのか。
僕には意味が分からない。
話を戻しましょう。
それにしても、トリニダードVSジョッピーは好きでしたね。
この試合のゲスト解説の竹原慎二さんは、

見終えた後に、僕の記憶ではため息混じりにこう言った。


「いやーーー、トリニダードは強いですね、、、」


広島弁のイントネーションで、

ジョッピーが圧倒的に全局面で敗れた様を見届け、
、、、幾分寂しそうだった。
だが、これが本当の世界最高峰なのだ。
過去のアメブロでも書いた気がするので、ダブっていたら申し訳ないが、
柔軟性、、、これは、単に前屈の数字・スコアが凄いとか、

股関節がよく開くだけの話ではありません。
筋繊維の質、膝関節、肩関節などの稼動範囲の広さの事を指しています。

トリニダードの左フックは、背中から手が生えている獣のように思えた。


左右アッパー、フックの上下を一呼吸で放つ。
それが日本人のように、手打ちでは無く!
どのパンチも腰、肩の入ったものだ。
本当に怖い選手だ。
この男が、次戦で初敗北を喫する。
僕の嫌いな反面で尊敬してやまない、
ダーティーテクニックの神。

“エクスキュショナー(死刑執行人)”

バーナード・ホプキンスの手によって、だ。
あれは、世界最高峰だった。

でも、あえて心の名勝負に入れたかったけど、僕は入れていない。

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