心の名勝負!フェリックス・トリニダードVSフェルナンド・バルガスPart2

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昨日の続きです。

  
まずは、試合前にバルガスがセコンドから水をもらおうとして、空っぽだったシーンから、どうぞ!

  
これ、ある種の予感がしますよね

何かが起こる予感、、、。

その通りになるんですよね!!

で、

緊張が解き放たれた1R開始早々、

バルガスからトリニダードにジャブ!

そして、当たらなかったが右、そして伸びやかなアッパー見舞っていく先制攻撃!!
そこから、バルガスは深く踏み込んだストレートのように重そうなジャブを放ったその刹那!!
そこをトリニダードは狙っていたのか?

とにかく左フックが好きだから見舞ったのか?

それは分からないが、バルガスのジャブを打つ時の右のガードが降りる瞬間へリターンブローとして、

トリニダード必殺のしなる左フックが乾いた音を立て!

強烈にヒット!!
バルガスが思わず、痛ぇー!!っていうリアクションをしながら、

グラグラしながら、なんとか立て直そう、組みつこうとしても出来ずにダウン!!
甚大なダメージ!!

これほどの男が、出会い頭の一発をもらって、あのリアクションをしたら普通は、、、立て直せない。

だが、立ち上がってきたバルガス!

トリニダードはすぐに詰めてきて、左のダブル!!

この左フックがしなる大きな軌道のものとコンパクトなものを織り交ぜてのダウンを奪う!
全てが、違う種類のパンチの軌道をしている。

これがトリニダードの恐ろしさだ!!
開始45秒くらいで2度目のダウン!

絶対に終わる流れだった。


だが、フェルナンド・バルガスは違った。

ここからのトリニダードは強引に詰めていく。

バルガスは、ただただ必死に凌いでいく。

これがすごい。

サークリングして、追っかけっこしてもダメだ。

何故なら、足がおぼつかない。

バルガスは、両手を構えから、ゆったりと上下に揺らしながら、どちらから来るか分からないようにさせていく、

いつもの感じに戻してきた。

バルガスの構えの手の動き、好きなんですよね!!

そして距離をとりつつ、

眼の良さを活かして、パーリーで叩きながら、リターンブローを入れて、

トリニダードに警戒心を与えて、なんとか1ラウンドを凌いだ!!
これは普通は、出来ない。

ただのヤンチャ坊主ではなく、

ボクサーとしてのクリエイティブな面を見せて、

堂々たる形で、次のラウンドへ持ち越していった。

  
そして、3Rから、展開が変わっていく。

バルガスが手の出処が分かりにくい、腕の上下にしながらのフェイントで欺き、

トリニダードのリードをパーリーしながら、じわじわとプレッシャーをかけていく形を見せていく!!
そして、4R!!

バルガスのゲームメイクが、遂にトリニダードの焦りを募らせていく。
左フックの差し合いで!

右ストレートからの左フックのフォローが!

トリニダードの顎を捉えて!

トリニダードが尻餅をついてダウン!!

ただ、トリニダードはダウンをした後のリカバリーは毎度の事ながら早い!
むしろ、そこからの方が怖い面を何度も見せてきた男だ。

気にせずに攻勢を見せていくトリニダード。

そんな中、ローブローを見舞ってしまうトリニダードは減点されてしまう。

10-7でバルガスのラウンドとなる。

以前も書きましたが、ローブローの手前で得意の肘、前腕で顎を押し上げるコンビネーションを使って、身体を起こさせているトリニダード。

やっぱり上手い。

ローブローもテクニックだ。

負けなければ許される。

バルガスがローブローのアピールで休んだのは、トリニダードにとって助かったのか?

バルガスが選んだインターバルは、バルガス本人にとって最善だったのだ。

  
で、ここからゲームは我慢比べになる。

序盤ダメージの問題もあったのだが、

それだけでなく、一つずつの能力が少しずつ上回っているトリニダードが追い、バルガスが凌ぐ形となり、

バルガスの疲労困憊は限界点に達していく。

終盤戦のバルガスは、

気力の充実があったから、トリニダードと対峙していた。

トリニダードも、バルガスのパンチをもらっていってるので、顔は少しずつ腫れていってた。

それが、バルガスの心の支えになっていたのだろう。


「当たってるじゃねぇか!

ダウンだってさせたじゃねぇか!

俺のパンチだったら、また倒せる!」

そんなバルガスの思いの中、

最終ラウンドの12Rになる!

バルガスは、チャンスを見ていきたいが攻めなくてはいけない。

ワンツーを二度ほど見舞っていく。

そして、二人は見合う。

ここでのトリニダード!

12Rでも、動きもパンチのキレも落ちない!

トリニダードは、左ジャブの上下を散らすが、これは触る程度にして、右のクロスを被せていく!

効いた!!

だが、もらったバルガスが、効いた素振りを見せない!

素晴らしい!!

ただ、、、トリニダードは、これさえも布石だった。

ここで、この右クロスを意識させておいて、
トリニダードは、いきなりのノーモーションの右ストレートを打つ。

これを、バルガスは左へのヘッドスリップでかわして、バルガスは起死回生の左フックのカウンターを決めに行った!!

トリニダードは、これを計算していたようだった!
右ストレートを打って、左に重心を移動させて、

バルガスの左フックのカウンターに対して、

自分の左フックの方が先にあたるという確信があるかのように、カウンター返しを決めた!!

顎を思いっきり、跳ねあがらされてバルガスはダウン!

致命的なダメージ!

カッコいい!

これなんだよ!!

ボクシングは!!
バルガスは、まだ死に体になりきっていない。

立ち上がってくる。

ここで、トリニダードはメチャクチャに詰めていくのではなく、

美しいコンビネーションを決める。

この試合における中盤戦からゲームを組み立てていた、右ショートのフェイント途中まで持って行った。

バルガスは、またも先ほど同様に左にヘッドスリップして、左フックを見舞おうとする。

そういう練習を反復してきたものが試合では自然と出る。

ボクシングを始めた頃から自信のあったパンチだったのだろう。

そんなバルガスの動きを手玉にとって!

そのコンビネーションをトリニダードは理解しきって、
また左フックのカウンターだ!!

今度の左フックは、肘を90度の角度にして、コンパクトに折り畳んだ美しいフック!!
顎をキレイにかすめていってのダウン!!
今度は、腰砕けというか膝が思わず折れてしまい、ついてしまう形。

すぐに立ち上がる、

Ferocious(凶暴な男)

フェルナンド・バルガス。


バルガスは、もう息絶え絶えだ。

僕は、もう止めてもいいと思った。

だが、バルガスは意識のない中で!

グラグラになりながら、

ウィービングだか、

クリンチに逃れたいのだか分かりにくい状態で凌ごうとする。

ここに、グッときた!!
トリニダードはラッシュの中に、右のショートを織り交ぜてながらいく!

そして、組み際でパンチを入れて、

最後はトリニダードのチョッピング・ライトでバルガスが、

ついに膝から崩れ落ちた!!

最終ラウンド、スリーノックダウンによるTKOで、

バルガスの意地を根こそぎ剥ぎ取った完全勝利だった!!
ウェルター級周辺の最強決定戦の流れの中にいた男は、

プエルトリコの天才!!
フェリックス・トリニダードとなった日だった。

  
バルガスがクォーティーにも勝ち、
トリニダードは、

オスカー・デラホーヤ、

パーネル・ウィテカー、

デビッド・リード、

フェルナンド・バルガス、
ことごとくアメリカン五輪出場王者達を破った。

もうモズリー云々の話では無くなっていた。
この年のトリニダードは、

デビッド・リード、

ママドゥ・チャム、

そしてフェルナンド・バルガスを倒していたのだ。

  
ここから、トリニダードは無敗ロードを突き進もうとする。

危険なマッチメイクをいつもしてきた男は、
階級をあげてミドル級統一チャンピオンを選ぶトーナメントへと向かっていく。
竹原慎二をぶっ倒した、WBA世界ミドル級チャンピオンである、

ウィリアム・ジョッピーとの試合に向かっていった。(前に書きました)

キース・ホームズ、

バーナード・ホプキンスとの四人トーナメントという地獄のロードへ向かう。
あー、そういう事を思い出しながら見ていると、

日本のボクシングを見なくなっていた当時を、悔やまない自分がいる。

これぞ、心の名勝負だ。

この試合、板橋寛選手も心の名勝負に選んだ一戦でもあります。
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漫画の紹介。
花の慶次

主人公は、前田慶次。

2メートル丈があるくらいの大柄な猛将である、前田慶次は、
己の自由を貫き生きる様。

歴史が好きな人なら、武具の細かい差を描いてる所などに着目しながら楽しむような漫画。
とも言える。
ゲーム・信長の野望を楽しんでいる人は、皆一度は通っているのかな?

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