ブローナーを初めて見た時の詰め方に感心した。〜リッツォー戦

エイドリアン・ブローナーを初めて見た試合。

ジェイソン・リッツォー戦だ。
ジェイソン・リッツォー自体は、エキサイトマッチでそこそこ出ていた。

とにかく強気なマッチメイクをしていたからなのか?

ロバート・ゲレロを初めて見た試合の相手が、ジェイソン・リッツォーだったはずです。

マカリネリ?うーん、忘れましたね(~_~;)

セレスティーノ・カバジェロ戦も、放送したはずだ。
それを見て、ジェイソン・リッツォーは曲者だと思っていた。

ブローナーが、メイウェザー・スタイルでアンドレ・ベルトよりワンランク上の選手だと聞いていたので、

「本当かよー??

ポンセ・デ・レオンに勝ったといっても、

ポンセ・デ・レオンだろ?

、、、胡散臭いなぁー」と思っていた。

そんな中、浜田剛史さんのコメントが響く!

「お手並み拝見と、いきますかなっ」

「出ました!久しぶりの台詞!!」

 

エラー
この動画は存在しません。
 
試合は、お互いに牽制しながら1Rの終盤に入る。

その時!!

ブローナーは、左フックを叩き込む!

リッツォーは、ロープ際・コーナーの方に佇んでしまう!

そこからのブローナーの鬼神の如き攻めだ!

ブローナーのハンドスピード!

黒人特有の伸びやかなパンチ!

フォロースルーの効いた、振り抜くパンチ!

その躍動感!

に、目を奪われる。
もちろん、そうなんです。

僕が、ブローナーの詰め方で感心したのは、

ラッシングしている中で、

押し込みながら、ロープから逃がさない技術と、

隙間隙間を狙ってパンチを繋いでいる融合性だ!!

詰めている場面の動画で、最初のプッシングの所だけはスロー再生にしました。

この押し込みながらのコンビネーション、

僕のスローにしている所以外でも沢山織り交ぜてるので、よくご覧ください⬇︎

  

エラー
この動画は存在しません。
 
 どうでしょうか?

ロープ際から逃げられないようにする。
そして、倒し方を知っている。

それを、この試合のブローナーで感じたんですよね、当時の僕は。



こんな詰め方をやられたら、

足で捌こうにも、

バランスを崩されている上にパンチも見切れていないから、

固まるわけです。

恐怖の虜、、、っていうべき

でしょうかね??

動きの幅が乏しくならざるを得ない状況に陥れる詰め方だ。

ロープ際まで詰められ、

バランスを崩してしまい、

上体を起こしてしまうと、

どうなるでしょうか?

それは、ガードが緩くなります。

脇が甘くなります。

この状況に似ているもの、、、綱渡りです。

バランスが崩れ、上体を起こし逸らされた上体の綱渡りを思い出してください。
腕を広げ、平衡感覚を保とうとします。

 

だから、ガードが緩くなるのです。

ロープ際でバランスを崩して、

上体を起こされるのは危険なのです。



それを、ただブローナーのド派手なパンチの断続的なラッシングだけで崩しているのではないんです。

プッシングを織り交ぜた技術と暴力性の融合の芸術性なのです。

プッシングも反則と言われれば、反則行為なのです。
スポーツは、反則行為とスレスレの位置にあります。

水球なんて、水面下では蹴りあってるって言いますからね。

急所・金玉を蹴るって言います。

そういうものなのです。

暴力性を観たいという衝動がある残虐性。

心の奥底にある人間の本質です。

それが人間の業なのだと思うのです。

たたみ込むラッシング一つ取っても、

スポーツを紐解くのは面白いです。

「すごいラッシュだったなぁー」だけでも、

いいんですけどね。

でも、僕のブログは、選手の方が読んでいる人が多いというのは、この一年で感じました。

せっかくなので、そういう技術面を観てもらうものにしようと、

今は改良している所です。

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さて、エイドリアン・ブローナー。

節制した勤勉な男で育ってほしかった。

でも、厳しいマッチメイクの選び方は貫いているのだから気概は素晴らしい。

彼ほどの選手で、崖っぷちだ。

そう考えると軽量級のボクシングの世界戦って、良いマッチメイクと、

これが世界戦?という差が激しい。

これが問題だ。
だから、河野公平選手の試合?

石田匠は、いいマッチメイクをしていますね。

どっちでもいいんですけど、亀田興毅を応援してますね^_^
難しい話を書くべきか?検討しています。

それと動画バージョン、作るの手間もお金もかかるという難題です。

なので、今後はどうしましょうかね?
世の中、お金が必要だm(__)m

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